高いIELTSのスコアと貴重な経験、一生モノの「出会い」

【学校の決定について】

まず、私がこの学校を選択した理由は
文字通りここがIELTS専門の学校だったからです。

将来的なニュージーランドでの就職と、その後の移住のために
特にこのIELTSのハイスコア取得を目標にしていました。

結論から言えば、目標としていたアカデミックモジュールでの
オーバーオールスコアで6.5という成績を、滞在三ヶ月のうちの
正味二ヶ月で納められたことで非常に満足しております。

【授業の構成等について】

入学前、直近の英語力はTOEICでは775点であったものの、
日本で受験したIELTSではたったの4.5でした。
当然ながらネックだったのはスピーキングとライティング。
この二つのセクションの克服が、私にとっても、また同僚だった
多くの韓国人学生たちにとっても得点が伸び悩むセクションであり、
かつ自身のみで効率的に勉強することが困難であるように感じておりました。

この学校の特徴の一つは、四科目の各セクションに全て
マンツーマンレッスンが構成されており生徒個々に合わせて
授業の選び方を多彩に組み合わせられるということです。
これが、全員の生徒の平均的な得点アップに影響しているように思いました。

常に実施されている授業は、ノーマルなコースで、
マンツーマン×3時間+グループ×3〜4時間です。
グループレッスンは通常3−5人で構成されており、リスニング
・リーディング・文法などなどです。

自分は、さらに、マンツーマン授業を毎日1時間ずつ、追加して4時間受けていました。

生徒は第二ヶ月目から、先生を指名(人気の先生の場合
ヘッドティーチャーと要相談)できる他、毎月行われる
ヘッドティーチャーとのカウンセリングで
個人の弱点を話し合い、「ライティングが弱いのでこのクラスはどうだ?」
などのディスカッションの上、次月のクラス編成を決めていきます。

【毎週末の模擬テスト】

このクラス構成の判断要素になるのが「Bloody Weekly Test」
と言われている、毎週金曜に行われる模擬IELTSテストなのです。

当然ながら本番さながらで実施されるため、かなりの強さの受験力が養われ、
しかも全成績が本試験同様のバンドスコアとなって掲示板に張り出されるため、
生徒たちは真剣そのものでこの模試に臨みます。

模試で行われるスピーキングのテストは、通常二人の先生が
イグザミナーを担い、一人が質問者でもう一人が評点者という役割分担です。
・・ですので、発音の良否やイントネーションに至る
「極」細部まで徹底的にチェックされます。

スピーキングテスト対策における重要な三点のポイントである、
1.自分の考え 2.その理由 3.その考えの基になる例、
を的確に表現できるようになっていきます。
もちろんトピックによって得意不得意があるのは事実ですが、
「テストの攻略」と言った面では、これに勝るトレーニングは無いのでは?
と感じていました。

ライティングも同様に毎日毎晩、宿題で出された課題をこなしていき、
先生による「厳しい」チェックを受けていくうちに、
スピーキング同様にライティング力も向上していくのだな、と
自身の上達具合も相まって痛感しました。


【バギオの先生たち】

バギオで英語学校の先生ができるということは、地域でも一種の
ステイタスとなっているらしく、学生のときから「それなり」の
生活水準を維持していない人は、先生にはなれないようです。

当然ながら英語教育も幼少期から大学卒業まで一貫して受けてきた
先生たちしか生き残っていないことになり、ここCNS2には
バギオのフィリピン人の中では珍しく、マイカーを所有している
先生もいらっしゃいました。

まぁこれが「先生の質」に直接結びつくかどうかはわかりませんが、
高いレベルの教育はそれなりの生活レベルに達していないと
受けられない、という発展途上国にありがちな国の実状をよく反映しています。

【生活面について】

生活面の感想として一番印象に残っているのが
そのスパルタンな寮生活でしょうか・・?
まず、平日は外出できません。
朝から晩まで、寮を兼ねた学校ビルに缶詰ということです。
寮の部屋は原則で三人部屋のみで、男女別のフロアーに最大で
40−50人の収容キャパシティがありました。

もちろんシャワーとトイレは共用ですし、
部屋もホテル並みとは言い切れません。
しかしながら部屋で過ごしていた時間を思い出してみると、
一日のうちの睡眠している時間くらいで、平均で5−6時間
だったように思い出します。

この時間以外は、各自に専用に割り与えられた自習デスクで、
深夜まで自習です。
その日の復習と翌日の予習で、おのずと睡眠時間を削っていたことを
悪夢(笑?)のように思い出します。

それに加えてびっくりしたのが韓国人の生徒たちの勉強熱心さです。
アメリカで看護師をめざしているという
多くの韓国人ナースの生徒のなかには、一日の
平均睡眠時間が2−3時間という、仰天な女子生徒もいました。

これだけではなく、通常「息抜き」のためにある
週末にも、授業とは別に自身で契約した先生と
スピーキングを練習している生徒もいました。
最初のうちは、その状況に目を丸くしていましたが
私も二ヶ月目には彼らに「仲間入り」していました。(笑)

食事とその他衛生面ですが、韓国人生徒も日本人同様にきれい好きです。
そのことも含めて、学校では生徒が皆、学習に集中できるよう
食事などの衛生状態には特に気を使っているようでした。

↓日本から持参したマイ箸&ある日の朝食

よく一般に、フィリピンの「水は危ない」などと言われており、
当然ながら水道水をそのまま飲用することはできませんが、
寮で提供される食事がいつも危険と言うことはありませんでした。

フィリピンは食洗機などが、どこも充実していないので
厨房では食器や箸類はいつも熱湯消毒されているのを
よく見かけました。そのおかげがあってかどうか?
なのかは、わかりませんがキムチが三食とも提供される韓国系の
食事をいつもおいしく、安心して楽しんでいました。

ここまでの感想を読んでしまうと、このCNS2はただの
「刑務所」のような印象が払拭できないかも知れません。
しかしそれには理由があり、先生も生徒も
みんなそれぞれの義務と目標に向け、一番効率のよい
学習環境を構築しているように本当に感じました。

また、週末もほぼ学習に費やしてはおりましたが、
観光地であるバギオという街を思う存分楽しんできたことも
加えておきたいと思います。

活気であふれるセッションロード、
大きなショッピングモール、点在する植物園や公園、
米軍基地の広大な跡地、キリスト教会、
おそろしく安い床屋(最安で100円くらい)、
朝まで普通にやってる多くの飲み屋、
本場のフィリピンパブ・・・・等々。
昼も夜も、英語漬けの毎日が本当に楽しかったです。

【まとめ】

私の場合は、3ヶ月という非常に短い期間ではありましたが、
歴史的に日本と特に関わりの深いこのバギオに滞在できたことは、
英語が上達できたことはもとより
人生の中でも非常に貴重な経験となりました。
他の韓国人生徒たちやフィリピン人先生との関わりを通じて
彼らの培ってきた文化やその考え方を吸収できたことなど
私の今後の人生にも本当に役に立つだろう、と思っています。

将来また、バギオに語学の学習に来る機会を
得ることができたなら、さらに高いIELTSのスコアと、
より一層の貴重な経験、そして一生モノの「出会い」を期待してやみません。

長くなりましたが、この「CNS2の体験談」が
今後バギオに英語留学に来られる方に少しでも
お役に立てば幸いです。